TAP Gallery Slide Show #001|蔀義之・得能正一「東北を視る 2011-2016」@ TAP Gallery

清澄白河のTAP Galleryでは、2015年4月よりさまざまなイベント、レクチャー等を企画・開催中です。そのひとつとして、スライドショーを通して写真家の営みとその作品世界を紹介するイベント・シリーズを新たに開催いたします。


今回は、2011年3月11日の東日本大震災以降、いわゆる“報道写真”とも“被災地写真”とも、やや異なるアプローチで写真を撮り続けている、蔀義之さんと得能正一さんの作品をクローズアップします。スライドショーの上映後、出展作家による自作解説と質疑応答、同じく被災地の撮影を続けている山下隆博さんを交えた参加者全員でのフリートークを行いますので、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。


[日時]2016年7月1日(金)19:30〜21:30
[出展作家]蔀義之、得能正一
[ゲストスピーカー]山下隆博 http://takahiro-yamashita.co.uk
[会場]TAP Gallery http://tapgallery.jp/ 〒135-0022 東京都江東区三好3-2-8
[地図]http://tapgallery.jp/map.html
[参加費]無料
[定員]15名(予約制)
[予約方法]参加をご希望される方は、メールの件名を「TAP Gallery Slide Show #001」とし、お名前/メールアドレス/ご予約人数を明記したメールを fknb291@gmail.com までお送りください。返信の空メールが届いたらご予約完了となります。担当:福居伸宏(TAP Gallery 運営メンバー・291 workshop 主宰)*1

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蔀義之 Yoshiyuki Shitomi 


あの震災当時、様々な情報が交錯し半ばそれに埋もれかけていた。
それ故に、とにかくその場所に行こうと考えた。
まずは不安に何らかの形を付けることが必要だった。


かつて誰かの生活を構成していた諸々が瓦礫となり千切れ泥にまみれ広がっていた。
そしてそこに漂う臭い。
その光景に打ちひしがれ、しかしそこに違う何かを見てしまう。
無力感と罪障感。


それ以来、主に福島の被災地と関連した場所を歩いている。
その歩行記録として、或いは歩行を正当化するために写真を撮っているのかも知れない。


1959 東京出生
1977 某大学文学部哲学科入学
   近代日本美術史
1981 某大学文学部大学院に長期入院 
1991 〜1998 ベルリン、モスクワ、サラエヴォなどを少し歩く
2011〜 震災後 再びあちこちを歩き始める


その場所から 少し離れて
http://moscow91.blog98.fc2.com


その場所から250Km離れて (臨時改題)
http://d.hatena.ne.jp/moscow_91/

得能正一 Shouichi Tokuno


その場に立つこと。
自分の目で見ること。
そういった意味では、写真は単なる副産物にすぎないのかもしれません。


1963年生まれ
千葉市在住
2003/08 …「9.11.その後」
2004/12 …「キオクノスミ」
2012/02 …「After 3.11」


nokuto's GALLERY
http://www.nokuto.com







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