新しい展示のお知らせ(4/13)

鶴田厚博写真展 ‘ colored’(企画・齊藤) 4/13〜4/25

作者初のカラーによる展示。南東京〜横浜間で撮影された風景スナップ28点展示。(棚にも2点展示)

鶴田厚博HP http://www.atsuhirotsuruta.com/

インクジェットプリント 六つ切サイズ(203×254mm)マット額付15000円での販売。
蒼穹舎から発売中のBLACK DOCKも3780円にての販売。

作家在廊日 およびギャラリー当番
鶴田厚博(17,18,21,24,25)齊藤(13,14,16,20,23)佐久間(15)湊(22)



展示を振返ってのエッセイ

鶴田厚博という作家の印象を考えたとき、スタジオミュージシャンの様な感じが。
もとより、音楽が好きでお互いによく話したりということもあるけれど、
派手さを求めず、淡々と良質な作品をだしつつも、その枠組みの中に、必ず遊びを入れる。
均衡を敢えて崩そうとする危うさと、されど破綻しない安定さとの、不思議なバランス感がある様な。
coloredにおいて鶴田氏は‘固まってはつまらないから’と、
それまでのフィルムでのモノクロ作品ではなく、
発表としては初となるデジタルカラーの作品となった。
かといって、やはり作品は鶴田厚博の写真で、
色づくことにより変わることはなく、むしろ現実に近づくことにより、
その個性たるものを強く感じることとなったのかもしれない。
正確には変わらないのではなく、表象ではなくもっと根源的なもの、
一見して分かる変化ではなく、彼のより深い変化にいつも目を奪われているから、
変わらないように思うのかもしれない。
                                   
                                企画者 齊藤明彦